パシられるのも……
『お・重い(涙)』
パシられるのも…
こんちは☆暁唯一の女の子サンです只今木の葉にいます
両手には大量の袋
隣には私の倍は袋を抱える鬼鮫……
なんでこんな状況になってるかって?
あれはほんの数十分前……
イタ「団子が無い…」
1:00
昼ご飯を食べ終わったイタチが言ったこのセリフが全ての始まりだったんだ(泣)
イタ「鬼鮫!!団子が無い!!木の葉まで逝って買ってこい」
いつも団子が入っている棚を見てイタチが鬼鮫に話しかける
鮫「えぇそんなのイタチさんが行けばいいじゃないですか」
昼ご飯のあとのくつろぎタイムの鬼鮫は勿論断った……が
イタ「3時までに戻ってこいよ」
そんなことを気にするイタチじゃなかった☆
鮫「人の話は聞いてくださいよ;;」
イタ「3時までだからな…一秒でも過ぎたら月読+天照くらわしてやる」」
鬼鮫は「自分で行った方が体の負担少ないんじゃ無いかなぁ」とか思いつつ
鮫「ハァ分かりましたよ」
と了承する(優しいなぁby)
すると今まで傀儡の手入れをしていたサソリが
サソ「なんだ?鬼鮫木の葉に逝くのか…じゃあついでに傀儡の部品買ってこい」
鮫「なんでサソリさんまで……」
という具合にサソリはイタチに便乗して買い物を頼んだ
結局二人のお使いに行くことになった鬼鮫は渋々支度を始めた
だが悪い事は続くもので
ドタドタタドタドタドタドタドタドタ
バンッ
デイ「鬼鮫〜粘土切れたから買ってこい♪うん」
可愛い顔なのに命令口調のデイダラ登場
鮫「はぁ流石に一人じゃ無理ですよ;;誰か着いてきて下さい」
シーン
イタ「こ・これから昼ドラが始まるんだ」
サソ「久しぶりに昼ドラでも見るかなぁ」
デイ「オ・オイラも見るぞwwうん」
急に昼ドラを見だした三人に鬼鮫は溜め息をつく
するとそこへ……
『なにしてんの?』
なにも知らない登場
鮫「あぁサン」
イタ「か…ん?〈ピコーン〉(ニヤリ)」
サソ「なんだかよ…お?〈ピコーン〉(黒笑)」
デイ「かぁ…うん?〈ピコーン〉(ニカ)」
イタ「サソリさんデイダラ今いい考えが浮かびました」
サソ「ああ俺もだぜ」
デイ「オイラもだwwうん」
「「「(に行かせよう)」」」
思い立ったらなんとやら三人はが木の葉へ行くように促しだした
サソ「〜お前この間木の葉に行きたいって言ってなかったか(ニコリ)?」
ニコリと笑いながら喋るサソリに
『(え!!サソリさんどうしたの?頭打った?)え?言いましたけど…別に今じゃなくてm「そうなのか。じゃあNiceタイミングだなbyイタチ」
『は?』
デイ「鬼鮫がこれから木の葉に行くんだってVvうん」
ぶっちゃけ三人の話の流れには無理があるが
『なに?鬼鮫木の葉行くの?じゃついでだから私も行くVv』
何故か騙された
鮫「助かりました(喜)では行きましょうか」
『(助かりました?)そだねーじゃ行ってきますww』
「「「いってらっしゃいVv」」」
そして現在に至る
『重い…ってか騙された!!?』
鮫「もう少しですから頑張って下さい」
一通り買い物を済ませた達は大量の袋を抱えながら帰り道を歩いている
ちなみに荷物は
→デイダラの粘土5袋(ったくなくなるまでほっとくなよ)
旦那の傀儡キットと薬草計3袋(毒薬ばっか;;)
イタチの専用団子が入っている袋を二袋(ちなみに一袋に団子(三串入り)が20箱……)
(食い過ぎだ(涙))
鬼鮫→全てがの倍以上
ちなみに()内はの心の声
『パシんなよって感じだよね(呆)』
鮫「アハハハ」
に乾いた声で笑う鬼鮫……
暫く歩いていると木の葉とアジトの中間らへんにある大木の所まで来ていた
『きぃさぁめぇえ"ぇ"』
鮫「な・なんですか?(慌)」
が今にも死にます☆声で鬼鮫に話しかけると少し前を歩いていた鬼鮫は慌てたように振り返る
『休憩しよVv』
は大木の根に腰掛け荷物は隣に置くとニコリと笑ってそう言った
鮫「でも時間は?」
『だーいじょーぶ(大丈夫)だってww』
はそう言うと荷物を置いてない隣をポンポンと叩いて鬼鮫に「座れ」と促す
鬼鮫がそこに座るのを確認してからは「イタチ専用団子」の袋をあさりだす
鮫「さん?なにしてるんですか?」
突然のの行動に冷や汗もんの鬼鮫
だが
『休憩するなら甘いものっww大丈夫☆何個買ったかなんて分かんないんだからひとつ位なくなっても平気だよ♪』
鮫「確かにそうかもしれませんが…ってもう食べてるじゃないですかΣ( ̄□ ̄;;)」
『ふぉははいふぉとはひぃにふぅんはwwふぁげるふぉ?(訳細かい事は気にすんなww禿げるぞ?)』
鮫「ハゲは嫌ですね…」
そう言って鬼鮫も団子に手を伸ばす
…って
ちょっと待て
通じたの!!?
流石我等がママン鬼鮫←意味分かんない
イタチの団子といつの間にか準備されていたお茶を飲みながらは鬼鮫と話をしだす
まぁ大半が愚痴だったりする
『ったく皆こまめに買い物行けば良いのに(-"-;)』
皆の買い物袋を恨めしそうに見つめながらは話す
鮫「本物ですよ…買い貯めって大変なんですよ(苦笑)」
『だいたいイタチは団子食い過ぎなんだよ\(`O´θ/』
鮫「団子代だって馬鹿になりません(涙)」
涙を流しそうな鬼鮫…それは鬼鮫の今までの苦労をものがたっていた
『まったくあの細い体の ど こ に 収納されてんのよ』
鮫「しゅ・収納なんですか…;;」
『イタチの胃はブラックホールか!!?原材料ブラックホール(笑)』
ウガーと効果音が付きそうな勢いの
鮫「ブラックホール?ブ・ブラックホールって…クックックッ
い・いい例えで・すねクスクス」
の「イタチの胃はブラックホール」に笑いだす鬼鮫
『なんか変な事言った?』
鮫「いえ・気にしないでくだッ――プックスクス」
『?』
笑い過ぎて涙がたまってる鬼鮫に首を傾げる
鮫「そんなの・クスクス本人の前じゃクックックッい・言えませんね」
『鬼鮫笑いすぎ(笑)アハハハ』
あまりにも鬼鮫が笑うからつられても笑い出した
いととおり笑い終わるとその場に優しい沈黙に包まれる
優しい心地好い沈黙のなか
トン
は鬼鮫の肩に頭を乗せる
鮫「どうしたんですか?」
鬼鮫が柔らかく微笑みながら肩に頭を乗せるに問掛けると
『鬼鮫はパシられすぎだよ』
鬼鮫の肩から頭を上げて鬼鮫の方にクルッと振り返ると左手を腰にあて、右手の人差し指を鬼鮫に向けてその指を向ける
鮫「断って納得するような人達じゃありませんから」
それに苦笑しながら答える鬼鮫
『鬼鮫優しすぎー(-o-;)』
はそう言いいながら再度鬼鮫の肩に頭を乗せる
鮫「そんなこと無いですよ」
鬼鮫が優しく笑って答えの方を見ると
『(-.-)zzZ』
肩に頭を乗せたまま寝ているの姿
鮫「困った方ですね…こんな所で寝ては風邪をひいてしまいますよ?」
口ではそう言いながらもあまりを起こす気のない鬼鮫
『んー…ムニャムニャ』
今だは夢の中なのだろう
瞳は閉じられて、幸せそうな表情(カオ)をしている
しかしその表情が少し歪む
鮫「(なんの夢をみているのでしょう;;?)」
『ん…ダ…メだよ…鬼鮫は…人間だってば…』
鮫「!!」
…夢の中で自分をかばってくれているのだろう。その寝言に顔が緩む
鮫「サンは優しいですね…」
寝ているの髪を撫でながら目を細め呟く鬼鮫
今だ夢の中で格闘しているのだろうか眉間に皺を寄せる
『う"ー(-"-;)zZZ』
鮫「早く起こさないと可哀想ですね…」
うなされているに苦笑しながらを揺り起こす
『んー……鬼鮫?おはよー』
ヘラっと笑って起きたに
鮫「さぁそろそろ帰りましょう」
と手を差しのべるとは
『鬼鮫ぇ?
おんぶww』
そう言って両手を鬼鮫に向けて伸ばす
鮫「仕方ありませんね…」
伸ばされた両手に少し驚きながらもおんぶを了承した
『わーいww』
は鬼鮫の背中にへばりつく
ちなみにの荷物も全て鬼鮫が持つことになった
鬼鮫はをおぶりながらゆっくりと帰り道を歩いていく
『きさめー』
鮫「はい?」
『ごめんねー』
鮫「?」
『荷物持たせて』
鮫「あぁ別に大丈夫ですよ」
歩き出してしばらくしてからかけられたの謝罪の言葉
それに「大丈夫」だと告げるとは嬉しそうに笑って
『鬼鮫の背中って大きくて暖かくて気持いいから好きww』
鮫「!!」
それだけ言ってまた眠りについた
鮫「(いいかもしれませんね…)」
パシられるのは正直嫌だけど……
君とこうしていられるのなら
君と笑ってられるなら
パシられるのも悪くはない
おまけ
イタ「遅い」
鬼鮫達の帰りが遅くて(イタチは団子が食えなくて)イライラしだしたイタチ達
帰ってきた鬼鮫達二人が文句を言われたのは言うまでもない
『(眠い…てか礼は?)』
終わり
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海癒気様との相互記念
ちなみにリクは「鬼鮫とほのぼの甘夢」でした
てか前半とかおもいっきし
ギャグじゃん!!?
こんな燐ですがこれからもよろしくお願いします(^人^;)
ILLUST BY/ふるるか